参政党・安藤裕幹事長にも不倫疑惑|裁判記録が示す証拠の数々

参議院選挙で大きく議席を伸ばし、8月1日開会の臨時国会でも注目を集める参政党だが、同党の神谷宗幣代表が移民排斥で知られるドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AFD)」のティノ・クルパラ共同党首と国会内で会談。「日本ファーストは排外主義ではない」と強弁してきたことに疑念が生じる事態だ。事実誤認やでっち上げで大衆を扇動するケースが目立つ同党だが、当選したばかりの所属議員らに次から次へと問題が噴出している。

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参政党を率いる神谷氏は、平気で事実とは違うことを訴える人物だ。参議院選挙の応援で宮城県に入った際、街頭演説で「宮城県は水道事業を外資系企業に売った」「おかしいよ宮城は」と発言。宮城県の村井嘉浩知事は謝罪と訂正、公開討論会を求めたが参政党は拒否した。

東京都内の街頭演説では、「高齢の女性は子どもが産めない」と主張。批判に対してはつまらない言い訳を繰り返し、謝罪や発言の訂正を拒んでいる。東京選挙区で初当選し、「核武装は安上がり」と暴言を吐いた同党のさや氏も、発言を撤回する気配さえない。

同党絡みの問題発言は枚挙に暇がないが、今度は複数の議員に「不倫疑惑」が浮上するという異常な展開となっている。

週刊文春は、ツーショット写真を証拠に鈴木敦衆院国対委員長の「不倫疑惑」を追及。さらに今度は、参議院選挙で当選したばかりの安藤裕幹事長にも「不倫問題」が発覚した。不倫というより「悪行」なのだが……。

安藤氏は2012年の衆議院選挙で京都6区から自民党公認で出馬し、敗れたものの比例復活当選。その後内閣府政務官という要職につき3期務めた。しかし2021年に「不倫疑惑」が発覚、再選出馬を断念したという経歴の持ち主だ。

今回、ハンターが入手したのは3月7日に横浜家裁で言い渡された、同氏の離婚訴訟に関する判決などの裁判記録だ。安藤氏の妻(本稿ではAさんと表記)が離婚と慰謝料を求め提訴。それに対して安藤氏が反訴し、慰謝料1,500万円を請求していた。判決は《原告と被告を離婚とする》として離婚を認め、安藤氏に慰謝料300万円を支払うように命じていた。安藤氏はその後、判決を不服として控訴している。

衆議院議員3期を務め、税理士でもある安藤氏について、ある参政党の関係者がこう打ち明ける。

「政治経験がほとんどない参政党の議員の中では一目も二目も置かれる存在。しかし、離婚訴訟で敗訴。その中身を知ってショックを受けている議員はけっこういます」

判決文には、安藤氏の《令和元年3月前後頃から、大奈との継続的な不貞関係を持つようになり、令和2年3月27日に、Aさんに離婚を申入れをして、以後完全別居生活をするようになっていたものであり、婚姻関係破綻の主たる原因が、安藤氏と大奈の不貞の関係にあったことは明らか》と書かれている。

大奈とは安藤氏の「愛人」とされる女性。タレント活動をしており芸名を「大奈」と名乗る曽我野宏美氏のことを指す。判決文などから、安藤氏は衆議院議員時代から大奈氏と知り合い、不貞関係にあったことがわかる。

Aさん側は安藤氏の不倫関係の証拠としてX(旧ツイッター)のダイレクトメッセージ(DM)などを証拠として提出。そこには、21年2月10日深夜1時ころ《「あなた~」「大好きよ♡」》。同年5月23日午後4時51分には《いい場所でした。(あなたが私の誕生日に書いてくれた言葉)早くまた一緒にいれますように。幸せいっぱいに感じれますように》などと記載されていた。

判決文によれば、安藤氏の秘書らは、大奈氏との関係が国会議員としての活動に影響を及ぼすと心配になり、21年3月に直談判。その際安藤氏は「大奈とは遊びっていうつもりはない」「将来一緒になりたいなぁと思っていた」「大奈と前向き(結婚)の話も出ている」と語っていたという。この点について判決では、安藤氏は大奈氏と《男女の関係があることを前提とするような発言をしていた》と認定している。

また、衆議院議員になる前から安藤氏がAさん側から多大な援助を受けていたことも見逃せない。Aさんの実家は九州では「名門」とされる百貨店の創業家一族。安藤氏が税理士事務所と同時の株式会社を設立した際には500万円を出資。また、安藤氏はAさん側が九州に有していた株式会社の非常勤監査役に就かせてもらい、月額20万円から15万円の報酬を得ていた。

Aさん側は、安藤氏が大奈氏との不貞関係のため自宅に帰らず、無責任な態度をとったために、自宅マンションの所有権を買い取った。

現在Aさんは病気をわずらい、“重度の障がいあり”と認定されている。仕事をして生活してゆくことができない状態だ。それを知りながら安藤氏は、離婚後についての「月額15万円支払う」「自宅マンションのローンも支払う」という約束も反故に――。障がいがあるAさんの住居を確保すべく、安藤氏が3分の2所有していた自宅マンションを彼女の実父がやむを得ず買い取ったという。

なお判決では、安藤氏が大奈氏以外の女性とも約8年間にわたって不貞の関係があったとするAさん側の主張も認定されており、ドロドロの女性関係だったことが窺い知れる。

参院選終盤、安藤氏は大阪市内の繁華街でマイクを握っていた。安藤氏に付き添っていたのは、誰あろう大奈氏。今月1日、国会に登院した安藤氏は、大奈氏とのツーショットで取材に応じている。

Aさんは裁判で《不貞の事実を知らされたときのショックは説明のしようがありません》《打ちのめされました》と綴っている。だが、安藤氏は離婚訴訟で負けたことなどお構いなし。この判決からは、安藤氏の「自分ファースト」が垣間見える。

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