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彼らには全国的なネットワークがあった/東北の蝦夷と被差別部落(その15)
「遠山の金さん」こと遠山金四郎景元(かげもと)が北町奉行に就任したのは江戸後期、天保11年(1840年)のことである。テレビドラマでは、お白洲に引き出された悪党どもがご託を並べると、「やかましいやい」と片肌を脱いで一喝し… -
賤称は廃止されたが、差別はなくならなかった/東北の蝦夷と被差別部落(その14)
明治新政府が発した五箇条の誓文は、「施政の基本方針」を示した文書である。それは封建社会から脱して、近代国家の建設をめざすものだった。 1. 広ク会議ヲ興(おこ)シ、万機公論ニ決スベシ 2. 上下心ヲ一ニシテ、盛(さ… -
嘆願書に込められた切ない思い|東北の蝦夷と被差別部落(その13)
文は人なり、という。文章からは、それを書いた人の教養と学識に加えて、人柄や性格までにじみ出てくる。そうしたものが分からないように取りつくろい、ごまかそうとしても隠しきれるものではない。 そういう目で、前回のコラ… -
私ども、在昔は奥羽の土民なり|東北の蝦夷と被差別部落(その12)
新春の都大路を駆け抜ける京都女子駅伝は、とてもユニークな駅伝大会だ。都道府県ごとにチームを組み、9区間42.195キロでたすきをつなぐのだが、社会人や大学生のトップランナーだけでなく、中学生や高校生が走る区間がいくつも… -
近世起源説を射抜いた素朴で鋭い子どもの質問|東北の蝦夷と被差別部落(その11)
イデオロギーの怖さは「決めつけること」にある。「すべての歴史は階級闘争の歴史である」とマルクスは唱えた。そして、「人間の社会は原始共産制から奴隷制、封建制、資本主義を経て社会主義、共産主義に至る」と決めつけた。 そ… -
部落の誤った起源説は「お墨付き」を得て広まった| 東北の蝦夷と被差別部落(その10)
学問の世界では、ある時期に定説として扱われた学説が後に覆されることはよくあることである。新しい事実が見つかったり、新たな知見が得られたりすれば、定説は「旧説」として打ち捨てられていく。 定説を唱えた者たちはそれまで… -
皇国史観と唯物史観の結合|東北の蝦夷と被差別部落(その9)
長い間、文字は支配者のものだった。彼らは文字を使ってルールを定め、統治した。その統治の正統性を謳(うた)い、伝えるために記録を残した。 当然のことながら、支配する側が残した史書や記録は公平なものではあり得ない。… -
被差別部落の分布が示すもの|東北の蝦夷と被差別部落(その8)
被差別部落とは何か。部落の人たちはなぜ厳しい差別にさらされ続けるのか。それを解明するためには事実を一つひとつ積み重ね、それを基にして考えていかなければならない。 だが、部落問題に関しては、事実を積み重ねるという… -
蝦夷(えみし)はアイヌか和人か|東北の蝦夷と被差別部落(その5)
古代の東北に住み、畿内の朝廷勢力と「38年戦争」を繰り広げた蝦夷(えみし)とはどういう人たちだったのか。 7世紀半ば、斉明天皇の時代に遣唐使が男女2人の蝦夷を連れて海を渡り、唐の皇帝に謁見したことが日中双方の文献に… -
続・被差別部落のルーツ なぜ東北にはないのか
被差別部落とは何か。そのルーツはどこにあるのか。明治生まれの在野の民俗学研究者、菊池山哉(さんさい)は生涯かけて、それを追い続けた。 山哉がすごいのは、その探求を書斎にこもって行ったのではなく、実際に自分の足で全国…










