
鹿児島県警が、県内の女性から結婚詐欺の被害相談を受けながらも約4年間捜査を行わず、そのせいで別の複数の女性にも被害が拡大していたことが分かった。
捜査を怠っていたのは、2021年に起きた強制性交事件で被害を訴えてきた女性を門前払いにした鹿児島中央署。2016年から19年にかけ結婚詐欺の被害に遭った女性は、2020年からの4年間、ほぼ毎月同署に足を運び、電話や手紙でも捜査するよう懇願したが、中央署は言を左右にしてまともな対応を行っていなかった。被害女性が捜査を促すため警察署を訪れた回数は40回以上、電話や手紙が20回以上で計60回を超える。

女性の被害額は数千万円。中央署の不作為によって半分以上の被害が公訴時効となっている。
詐欺被害に遭った女性は、確認がとれただけで9人。同時進行的に複数の女性が多額の現金をだまし取られていた。
23年、詐欺犯の男性が別の傷害事件で立件されたことをきっかけに詐欺でも逮捕・起訴され、鹿児島地方裁判所で刑事裁判が進行中だ。
現職警官による性犯罪が続発している鹿児島県警が、詐欺被害に遭って救いを求めてきた女性を不当に扱った末の悲劇。この腐った組織には、県民の ――特に女性の―― 安心・安全を守ろうという意識が欠如している。県警の不当な対応については詳細な記録が残されており、次稿から数回に分けて報じていく。















