4日午後、東京地検特捜部が、遠山清彦元公明党衆議院議員が設立した会社や遠山氏の福岡市の自宅などの家宅捜索に入ったことが分かった。
特捜部は、同党の吉田宣弘(九州ブロック)・太田昌孝(北陸信越ブロック)両衆院議員の議員会館の事務所でも家宅捜索を行っており、同じ容疑によるものとみられている。
遠山氏を巡っては、今年1月、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言中に、銀座のクラブで飲食していたことが発覚。その後、ハンターの報道で政治団体の資金から複数のキャバクラ代を支出していたことが分かり、議員辞職に追い込まれていた。
同氏は議員辞職後の3月、自身が代表を務めるコンサルタント会社を設立し千代田区内のビルに本社を構えており、特捜部は同所と遠山氏の福岡市内の自宅に家宅捜索を行っている。