19日午前、福岡県田川郡川崎町にある資源回収施設「田川市川崎町清掃センター」で火災が発生、夕方になっても鎮火できない状況となっている。
同センターについては、2週間ほど前から「センター内に搬入された“ゴミ”が処分しきれずに山積みになっている。非常に危険」、「センターに搬入されたゴミを処理できず、入り口のことろに山積みしている」といった、現状に懸念を示す読者メールが、画像とともに送られてきていた。(*下の3枚の画像は、読者投稿による)
取材に入ろうとしていた矢先の火事――。19日午前に燃え上がった火は、夕方になってもおさまらず、消火作業が続けられている模様。複数の関係者がを示していた懸念が、現実になったということだ。(*下の2枚も読者投稿)
前出の関係者は、「満足に処理業務ができない業者を入札で選んだということ。仕事が追い付かず、山積みにしてしまったゴミが被害を大きくしている」と話している。
同センターの管理業務を行っているのは、「田川地区清掃施設組合」から業務委託されている「株式会社クリーン北部九州」(田川市)。同社は、次々に不正が疑われる事実が明らかとなっている福岡県田川市の「一般廃棄物(ごみ)収集運搬業務委託」業者選定プロポーザルにおいて、選定対象となったA・B・C3工区のうち、プローポーザルで1位になったC工区の業務を辞退。A・B両工区で1位をとりながらA工区を辞退した業者に代わって2位になっていた同社がA工区を繰り上げ受注するという不可解な動きをみせていたことで注目されていた。
問題のプロポーザルを巡っては、業者選定過程の疑惑を報じたハンターの記事が発端となり、田川市議会に百条委員会が設置される事態となっている。