先週、鹿児島県の三反園訓知事(62)が、今月1日に開幕した県議会初日の提案理由説明の中で、公職選挙法に抵触する疑いのある発言を行っていたことを報じた。
三反園氏が本会議場で発した「次期知事選において、再び県民の皆様の御支持、御支援がいただけるならば、引き続き県政を担当させていただきたいと考えており、その場合、給料について、引き続き2割減額したいと考えております」は、知事の立場を利用して投票を呼びかけた形になっており、選挙運動の期間について、立候補の届出が行われた時点から投票日の前日までと定めた公職選挙法の規定に抵触する疑いがある内容だ。
反響は凄まじく、「明らかな選挙違反。議会で事前運動を行うなど言語道断」、「辞職すべきだ」といった厳しい批判の声が多数寄せられる状況となっている。
一方、「テレビのニュースでも知事の議会発言を取り上げていたが、ハンターが指摘した部分はカットされていたようだ。本当に、記事にあるような発言があったのか」という疑問や「知事を陥れるための、こじつけではないのか」というご指摘も――。そこで、当日の長い三反園発言の中から、問題の部分だけ抜き出した音声データを公開する。