【2023田川市長選】初当選の村上卓哉氏に単独インタビュー

自・公推薦に加え地元選出の国会議員や県議らの支援を受けるなど分厚い布陣の現職・二場公人氏(66)を破ったのは、市政改革にすべてをかけ、仲間の市議らと草の根の戦いを展開した村上卓哉氏(52)。初当選を決めた直後、ハンターのインタビューに答えて市政運営への抱負を語った。

◇   ◇   ◇

――接戦との声もありましたが、約4,000票の差をつけて圧勝。ズバリ、勝因は?
村上:今まで声を上げることのできなかった良識ある市民の声が、はっきりと形になったからではないでしょうか。田川市を変えようという市民の思いが、この選挙で結実したんだと思います。

――選挙戦を通じて感じたことは?
村上:市民が、あたりまえの行政、隠し事のない市政を望んでいるんだということを強く感じました。ゴミ処理業者の選定プロポーザルを巡る疑惑に代表されるように、よその自治体なら当たり前のように公表される文書が、どれもこれも黒塗りにされ、事業の実態が隠蔽されてきました。多くの田川市民が、『これではいけない』という思いを抱いておられることに、未来への希望を見る思いでした。

――市長就任後、まず何に手を付けますか?
村上:公約にお示ししたとおり、まずは田川市における情報公開制度の見直しです。行政には説明責任が課せられており、それに実効性をもたせるのが情報公開です。市民の知る権利に応えるためにも、恣意的な運用は許されません。しかし、田川市の情報公開は、そうした意味では機能していないのです。これでは開かれた市政とは言えません。ガラス張りの市政を実現するための第一歩が、情報公開制度の見直しなのです。

情報公開の問題とリンクしますが、同時に手を付けようと考えているのが入札制度の見直しです。プロポーザルの審査委員を非公表にするなど、田川市の隠蔽姿勢は異常というしかありません。背景に官業癒着が疑われるような入札制度は、抜本的に見直すべきだと考えています。

――プロポーザルなどの疑惑解明に向けて、外からの風を入れるという手法もあると思いますが――?
村上:それはずっと考えてきたことです。まずは二場市政8年間の総括が必要です。弁護士、大学関係者といったしがらみを持たない有識者に、これまでの事業、これまでの市政をしっかりと検証してもらう、その上で、これからの田川市に何が必要なのか、何を削らなければならないのかを見定め、市民の声を反映させながら、新たなステージに向けて歩み出したいですね。これまでの田川市のような過疎債に頼ったまちづくりは限界なんです。財政基盤の再構築も急務と言えます。

――お疲れのところ、ありがとうございました。
村上:こちらこそ、ありがとうございました。

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