田川市議会・陸田孝則議長、公用車で永原大任町長・今村元市議出陣式参加|武田氏の政治資金パーティーにも

2度の不信任決議を受けながら市議会議長の座に居座り続けている福岡県田川市の陸田孝則議員が、公用車を使って政治家の出陣式や政治資金パーティーなどに参加していたことが分かった。公平・公正が求められる議長という立場をわきまえぬ公用車の政治利用――。公用車の運用原資が税金である以上、不適切との批判は免れない。

■公用車を政治利用

田川市議会への情報公開で入手したのは陸田氏が議長に就任して以来の旅行命令書。大半は適切な旅行実態といえるが、明らかに不適切な政治利用と考えられるものが複数件あった。

まず、政治家の出陣式への参加だ。下は、今年3月25日に告示された大任町長選挙に立候補した永原譲二町長の出陣式に参加した際の命令書。公用車を使っていたことが分かる。

永原町長といえば、2023年の田川市長選挙で同氏の義弟である二場公人氏を破った村上卓哉田川市長に対し、ごみ処理施設に関する情報公開を辞めるよう要求。首を縦に振らない市長に対し、「(田川郡東部環境衛生施設組合の)議会から出ていけばいい。いやなら自分たちで(ごみ処理施設を)建てりゃいい」、「あんた方には協力せん」、「こんなことしとったら、あんた、4年間もたんよ」などと脅した人物だ。公の場で難癖をつけ市長を土下座させたこともある。そんな人物の出陣式に、こともあろうか公用車で参加したというのだから呆れるしかない。

公私の区別がついていないのは確かで、先月30日には、この日公示された福岡県議会議員補欠選挙・田川選挙区に出馬して落選した今村寿人元市議の出陣式に公用車を利用して参加。同月19日には、今村氏を全面支援していた武田良太元衆院議員の後援会が開いた世話人会に出席していた。いずれの集まりも「公務」であるはずがない。

公用車の政治利用は他にもあり、今年1月には自民党公認で北九市議会議員選挙に立候補した候補者の出陣式にも公用車を使って参加していた(*下の命令書参照)。

政治利用はこれだけに止まらない。令和5年8月に「公明党時局講演会」、今年1月の「公明党・新春フォーラム」も公用車利用での参加だった。

 

さらに、令和5年8月に福岡市内のホテルで開催された武田氏の政治資金パーティー「衆議院議員 武田良太政経パーティー」に参加した際も公用車を使っていた。

■問われる「政治利用」の妥当性

公用車の運転手は公務員、車両もガソリン代も公費で賄われている。つまり陸田氏は、市民の税金を使って特定の政治家や政党のイベントに参加しているということだ。政治家の出陣式や政治資金パーティーといった一連のイベントに参加することは、当然「公務」ではなく「私用」。陸田氏の公用車利用は不適切と断ぜざるを得ない。

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