森田俊彦町長のデリヘル接待や金銭スキャンダルで揺れ続けてきた鹿児島県南大隅町が、役場の新庁舎建設で発生する現庁舎の解体工事を、見積りもとらずに、新庁舎建設を請負った業者に発注していたことが分かった。
解体にかかる費用は約2億円。本来なら入札を行うべき工事を、追加工事に仕立てる形で契約を変更していた。
町の関係者から発注形態について疑問の声が上がったため、同町に開示関連文書の情報公開請求を行ったところ、担当課が開示すべき文書の存在を隠蔽。担当職員は、ハンターの追及を受け文書の存在を認めたものの、取り扱いを決める協議に「時間がかかる。いつになるか分からない」などと無責任な言い訳を続けている。
一連の経過と工事契約の疑惑については、次週からの配信記事で詳細を報じていく予定だ。
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