【速報】久留米市長に原口新五氏|元県議会副議長ら破り初当選

任期満了に伴う久留米市長選挙は23日に投開票が行われ、元市議会議長の原口新五氏(61)が、元県議会副議長の十中大雅氏(68)ら3人を抑えて初当選を確実にした。

1期目で引退を決めた大久保勉市長の後継指名を受けた形の原口氏は、実兄で自民党福岡県連会長の原口剣生県議会議員や地元建設業界などの支援を受け活発な運動を展開。地元衆院7区の鳩山二郎総務大臣政務官陣営や公明党をバックに優勢とみられていた十中氏を破り、保守分裂となった熾烈な選挙を制した。

昨年6月に就任したばかりの県議会副議長を辞任して背水の陣を敷いた十中氏は、10月に副議長就任を祝う政治資金パーティーを開いていたことなどに批判が集中。頼みの鳩山陣営で起きている内部のゴタゴタに加え、選挙戦終盤にきて二郎氏本人が新型コロナウイルスに感染するというアクシデントに見舞われ失速した。終盤にかけて公明党創価学会が組織力を発揮して十中氏を支援したが、勝利には結びつかなかった。

久留米市長選を巡っては、ハンターの取材で十中氏支持を表明していた久留米商工会議所の政治組織「日本商工連盟久留米地区」に、公職選挙法が禁じる「事前運動」を行っていた疑いが発覚。さらに、会議所自体にも「商工会議所法」に抵触する政治活動に手を染めていた疑いが浮上している。

(当日有権者数は246,987人 投票率34.58%)

この記事をSNSでシェアする

関連記事

注目したい記事

  1. 経歴詐称に運動員買収、さらには違法ポスターやのぼり旗を大量に掲示しての事前運動――昨年の指宿市長選に…
  2. 2018年6月15日の福岡県議会定例会。ある県会議員がバイオマス発電の促進を訴える質問を行い、小川洋…
  3. 「全国的には知られていないと思いますが、兵庫県の政界に激震が走っています。知事に国会議員、とんでもな…
  4. 2021年から本サイトで疑惑を追及してきた国際政治学者・三浦瑠麗氏の夫で、投資会社「トライベイキャピ…
  5. 札幌で発生から3年半が過ぎた首相演説ヤジ排除事件で、排除被害に遭った市民らが北海道警察に損害賠償を求…




LINEの友達追加で、簡単に情報提供を行なっていただけるようになります。

ページ上部へ戻る