間抜けな脱法行為|国民民主・大田京子福岡県連代表が違法ポスター問題で“恥の上塗り”

今夏の参議院議員選挙に出馬して落選した国民民主党福岡県連の大田京子代表が、違法ポスター問題で醜態を演じている。

後多くの掲示期限切れ違法ポスターを掲示していたことが分かった大田氏は、玉木雄一郎国民民主党代表との2連ポスターに記載してあった街頭演説会の日付「2022年10月30日(日) 12時」の「2022年」だけをシールで隠して「来年まで使えるようにした」とうそぶいたが、しょせんは猿知恵。小手先の弥縫策には大きな穴があった。

■「10月30日 (日)」は11年後

大田氏のポスターは、大田氏と玉木雄一郎国民民主党代表の顔写真や氏名が大きく印刷された、いわゆる「2連ポスター」。2人を弁士とする“街頭演説会”を告知する内容で、普通なら合法だ。ところが、大田氏が福岡市内に掲示していたのは、明らかに違法性が問われる“期限切れ”のポスターだった(既報)。

街頭演説会を告知する2連ポスターは合法だが、実施日を過ぎたものを意図的に掲示するのは違法。演説会の告知という目的を外れた売名行為とみなされるからだ。大田氏のポスターに記載された演説会の日時は「2022年10月30日(日) 12時」で、この問題を報じた時点で、すでに20日も過ぎていた。

「気付かなかった」「単純なミス」といった幼稚な言い訳は通用しない。大田氏は、今年7月の参議院議員選挙に向けて作成されたという問題のポスターを、告知されている演説会まで1カ月もない時期に、自分で貼って回っていたのだ。SNS上に、その証拠が残っていた。確信犯か、あるいはただの無知かのどちらかだ。

 違法ポスターの問題について指摘したハンターの取材に対し大田氏は当初、「新しいものに貼り替える」と確約。しかしその後、告知している街頭演説会の日付「2022年10月30日(日) 12時」の「2022年」だけをシールで隠すという“脱法行為”に走っていた(既報)。

大田氏は「これで幕引き」と思っていたのだろうが、とんでもない間違いを犯していた。下は、「2022年」だけを隠したポスターの問題の部分だが、このまままなら「来年も使える」(大田氏)どころか、きょう掲示していることも違法とみなされかねないのだ。

 今年の「10月30日」は確かに「日曜日」だが、来年の同月同日は「月曜日」。このポスターの告知期日は、ありえない。県議選出馬を見送った大田氏が「その次の年の10月30日まで」であるとか「2025年の参院選まで」と主張しても無駄。日曜日に10月30日が巡ってくるのは11年後の2033年で、その時まで支持率低迷にあえぐ国民民主党が存在しているとは思えない。もちろん、公選法や政治資金規正法の規定といった政治家として最低限知っていなければならないことが理解できていない大田氏が、政治家を続けているという保証もない。

大田氏は来年春の統一地方選挙において国民民主党公認で県議選に出馬することが公表されており、問題のポスターは立候補届を済ませた日(告示日)に撤去しなければならなくなる。「どうせ県議選までのポスター」と高を括っていたのかもしれないが、ありもしないイベントの期日を記した印刷物の掲示は許されまい。

問題となる『年』の部分を隠すという「脱法行為」で幕引きを図った大田氏だったが、その行為が虚偽の告知を招いたという間抜けな話。とんだ「恥の上塗り」となった。

 

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