【2020鹿児島知事選】現職再選に黄信号|情勢調査でポイント急落

鹿児島県の自民、公明にとっては驚愕の数字だろう。

今月13日と14日の両日にハンターが行った知事選に関する情勢調査で、自公の推薦を受けて再選を目指す三反園訓知事(62)への支持が急落し、反現職を掲げる元職や新人陣営の合計を大きく下回る状況になっていることが分かった。

■逃げた10ポイント超の支持

ハンターの情勢調査は13日と14日の両日、鹿児島市内の有権者に限定して実施した。RDD方式でサンプル数は500。その結果、三反園氏が約28ポイントだったのに対し、反現職を掲げるすべての陣営の合計は約36ポイントに上っている。

今月初旬に実施された全県を対象にした地元メディアの調査結果では、現職が約26ポイントで反現職陣営の合計はおよそ40ポイント。二つの調査とも、態度未定が35%程度いるものの、ここから現職に流れる票は少ないとみられており、三反園陣営にとっては相当苦しい状況だ。

これまでにハンターが確認した政党などの情勢調査によれば、4月から5月にかけての三反園氏のポイントはいずれも38~40。そこから1か月余りの間に、20ポイント台にまで急落したことになる。

■陣営が招いたマイナス要因

支持急落の原因は、現職陣営の“焦り”にある。新型コロナウイルスの感染拡大を受け政府が緊急事態宣言を発令する中、県境を越える移動の自粛を訴えていた三反園知事本人が、5月9日に行われた自分の事務所開きに東京から自民党県連の森山裕国会対策委員長と野村哲郎参議院議員を招いていたことが発覚し、県民の怒りをかった。

さらに、自民党鹿児島県支部連合会(会長:森山裕国会対策委員長。以下、県連)が三反園訓氏を支援するよう所属県議に要請した際、茶封筒に入れた現金30万円を渡していたことも判明。公職選挙法が禁止する「買収」が疑われる事態となっている。現職の不人気に焦った陣営の暴走が、大きな失点につながった格好だ。

先週後半には、三反園知事が、民間主催で計画されている立候補予定者討論会をすべて不参加にしたことも分かっており、マイナス要因は増える一方。選挙が近づくにつれ、三反園氏が2016年の知事選で反原発派と結んだ「政策合意」を反故にした話が蒸し返される機会が増えており、現職を推薦した自民・公明が躍起になっても反転攻勢に出るチャンスは来そうにない。

鹿児島県知事選挙には三反園氏の他、前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)、前知事の伊藤祐一郎氏(72)、元鹿児島大特任助教の有川博幸氏(61)、岩手大名誉教授の八木一正氏(70)、内科医の横山富美子氏(73)、元民放アナウンサーの青木隆子氏(57)、元高校教諭の武田信弘氏(66)ら7人が出馬表明している。

 

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