鹿児島県議会の会派「県民連合」が24日、明日告示の鹿児島県知事選挙で2期目を目指す三反園訓氏が、県内の複数の首長に選挙協力を強要していた問題を捜査するよう、県警に要請したことが分かった。
この問題は、三反園氏が複数の自治体首長に電話し、事業予算を盾に集票を迫っていたとする南日本新聞21日朝刊のスクープ報道で発覚。公職選挙法が禁じる「公務員の地位利用」と「事前運動」の疑いが浮上し、知事本人が刑事告発されかねない状況となっていた。
鹿児島メディアは連日、知事の選挙運動議疑惑を追いかけており、選挙戦でも争点になることが確実な情勢。2016年の知事選で三反園氏を支援した県民連合が、県議会の矜持を示した形だ。同会派は、知事に対しても説明責任を果たすよう、申し入れを行ったとしている。