【速報】北海道警「増税反対」排除の被害者女性が付審判請求|検審申し立ても

参院選期間中の昨年7月に札幌市で起きた首相演説ヤジ排除事件で3日午後、安倍晋三首相に「増税反対」とヤジを飛ばして北海道警察に排除された女性(24)が、現場の警察官らの不起訴処分を不服として札幌地裁に刑事裁判を求める「付審判請求」を行ない、併せて第三者機関の検察審査会に処分の妥当性の審査を申し立てた。

女性は当時の排除行為が特別公務員暴行陵虐などにあたるとして札幌地検に刑事告訴していたが、地検は警察官の行為を「罪とならず」と判断し、6月26日付で全員の不起訴処分を決めていた。

女性は申し立て後に記者会見を開き、次のような思いを語っている(下の写真参照)。
「検察がしっかり検討した上で『罪とならず』と言う、私は“そういう国”に生きているんだな、と思った。だとしたら、警察が悪いことをした時、誰が止めるのか。今回の件で警察と検察が駄目だということはわかったので、社会の良心に期待するしかない。次の選挙でまた同じことが起こり、声をあげる人が萎縮するようなことがあってはならないと思う」
同旨の付審判請求・検審申立は「安倍やめろ」と叫んで排除された大杉雅栄さん(32)も今年2月に申し立てているが、本日時点でいずれの結論も伝えられていない。

(小笠原淳)

【小笠原 淳 (おがさわら・じゅん)】
ライター。1968年11月生まれ。99年「札幌タイムス」記者。2005年から月刊誌「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に、地元・北海道警察の未発表不祥事を掘り起こした『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)がある。札幌市在住。
北方ジャーナル→こちらから
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