大任町に12億円消防分署新設計画|汚れた土着権力(4)

福岡県田川郡大任町の北側を走る国道322号線香春大任バイパス沿いの一角に、造成工事を終えたばかりの土地がある(*下の画像)。

大任町が個人の所有者から約1,400万円で買収した土地で、同町に開示請求して入手した契約書によれば面積は4,957㎡。大任町が土地の造成工事を発注していた。この場所に「田川地区消防本部大任分署」が整備される予定だ。

これまで大任町には消防本部の支所などはなく、現在付近で稼働しているのは隣の香春町にある「香春分遣所」である(*下の画像:消防本部のホームページより)。

関係者の話によれば、「福岡県田川地区消防組合」が香春分遣所をなくし、12億円もの建設費を投じて大任町に「分署」を整備する計画だという。

香春町の分遣所から大任町の当該地までは車で約6分。なぜ香春町の消防施設をなくし、大任町のこの場所に新設するのか?香春町の火事や救急出動に対する備えは大丈夫なのか?いくつもの疑問が生じたため、ハンターは田川地区消防組合、大任町、香春町に情報公開請求を行っていた。

消防組合の事業を巡っては、同組合と中間市が組んで整備を進めている『田川地区・中間市消防指令センター』の新庁舎建設工事の下請けに、今年3月の大任町長選挙で永原陣営の運動員として「現金買収」に走って福岡県警に逮捕され、略式起訴により罰金50万円の処分を受けた人物が代表の建設会社「ユウセイ」が入っていることが分かっている。

次週の配信記事から開示請求の結果と取材で得た情報の詳細を報じていくが、消防組合のトップを務める永原氏が、消防分野で新たな利権を生み出したのは確かだ。

(中願寺純則)

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