【速報】北海道の月形刑務所で新型コロナ・クラスター拡大 

刑務官など5人の新型コロナウイルス感染を発表したばかりの北海道・月形刑務所で、25日までにさらに3人の感染が確認された。今月中旬に形成されたクラスター(集団感染)が拡大した形で、同所では感染者との濃厚接触が疑われる受刑者らの隔離処遇を続けている。

刑務所の発表によれば、クラスター発表後に新たな感染が確認されたのは職員1人・受刑者2人の計3人。20日までに30歳代の男性刑務官が、21日までに40歳代男性受刑者が、25日までに50歳代男性受刑者が、相継いで新型コロナ陽性と診断された。

受刑者2人はいずれも、これまで確認された陽性者との濃厚接触が疑われる「健康観察」対象者。直近に感染が判明した1人は22日に咽喉の痛みを訴え、翌23日に発熱と頭痛の症状が加わったためPCR検査の対象となり、陽性が確認されたという。

一方、先んじて感染があきらかになった刑務官は濃厚接触者に該当しておらず、別の経路で罹患した可能性が高い。

クラスター発生から1週間、健康観察対象者はほかにも複数いるといい、施設関係者は「現時点では保健当局の指示に従い、疑わしい者の隔離を続けていくしかない」としている。

同日時点の月形刑務所の新型コロナ感染者は、4月に報告された1人を含めて職員3人・受刑者6人の計9人。国内の矯正施設の合計は職員30人・受刑者9人の、同39人となった。

(小笠原淳)

【小笠原 淳 (おがさわら・じゅん)】
ライター。1968年11月生まれ。99年「札幌タイムス」記者。2005年から月刊誌「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に、地元・北海道警察の未発表不祥事を掘り起こした『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)がある。札幌市在住。
北方ジャーナル→こちらから

 

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