【速報】鹿児島大学に医師会長選絡みで重大疑惑|「医師派遣」餌に現職支持要求か

職員が新型コロナウイルス感染者の療養施設で強制性交が疑われる事件を起こした鹿児島県医師会の会長選挙に絡み、鹿児島大学の幹部が複数の民間病院経営者に対し、「医師派遣打ち切り」をちらつかせて現体制を支持するよう圧力をかけていた疑いが浮上した。

県民の命や人権を軽んじる鹿児島県医師会上層部の歪んだ体質が、思わぬ形で露呈した格好だ。

■「医師派遣」で圧力――複数が証言

ある医療関係者によれば、今年4月、鹿児島大学の幹部から医師会長選挙における池田会長の再選支持を求める話があり、これに反する行動をとった場合には「医師派遣を考え直すことにもなりかねない」と警告されたという。

「医師会長選挙について話す中で、医師派遣のことを持ち出され、圧力と感じた」「現職を支持しなければ、派遣する医師の数を減らすといった趣旨の話が出た」「対抗馬支持を明確にした医師の病院が、鹿大から派遣する医師を減らされた」などといった声が複数の病院経営者からハンターの編集部に寄せられており、同様の報告が知事や県幹部、さらには鹿児島大学を所管する文部科学省にまで届いている模様だ。文科省が、鹿児島大学側に事実関係についての問い合わせを行ったという情報もある。

事実なら、医師の養成機関である公立大学医学部が、本来の使命を忘れて会長選挙の選挙運動を行うというとんでもない暴走。権力闘争を有利に進めるため、県民の命を人質にした格好だ。ある古参の医師会会員は、こう憤る。
「鹿児島大学の●●さんから圧力をかけられたという話は聞いているし、実際にある医師から相談も受けた。とんでもない話だ。県内にある多くの医療機関が、医師の派遣を鹿児島大学に頼っているのが現状だ。そして県内唯一の国立大医学部を持つ鹿大は、責任をもってそれにこたえる義務がある。(医師会の)会長選絡みで医師の派遣を止めるというのなら、鹿児島大学に地域医療のリーダーたる資格はない。鹿大の医学部からは医師会長選挙の投票権を持つ代議員が10人前後出ていたと思うが、上から命じられるままに、女性の人権や患者の命をないがしろにするような人を医師会長として適任とするつもりなのだろうか?そうなるようなら、私は医師会を抜けさせてもらう」

■顕在化した医師会組織の歪み

同県医師会の会長である池田琢哉氏は今年2月、新型コロナ対策を所管する県くらし保健福祉部を訪問し、医師会職員によるわいせつ事件について釈明。その中で、被害を訴えている女性と職員の性交渉が複数回あったことをとらえ「合意があった」「強姦ではない」などと一方的な話をした上で、「(事件の背景に)医師会長選挙が絡んでいるのではないか」として事案そのものが“陰謀”であるかのような見方まで示していたことが、県への情報公開請求で入手した文書から分かっている(*下、参照)。

女性の人権や県民の命を軽んじる池田氏の姿勢に、塩田康一鹿児島県知事は激怒。ハンターのアンケート取材に応じた県議会も「(療養施設でのわいせつ行為が事実なら)極めて不適切」などと回答している。

その池田氏は、今月行われる予定の県医師会長選挙に出馬を表明しており、これを支持する鹿鹿児島大学の幹部がわいせつ事件に危機感を抱き、一線を越えた選挙運動に走った可能性がある。鹿児島県医師会の歪みが、大学の医学部にまで波及している証左と言えそうだ。

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