参政党・安藤裕幹事長の離婚裁判、高裁でも敗訴|不倫相手のタレントを秘書採用

「我が党は日本人ファーストで勝ってきた。その前には、嫁さんや家族ファーストがある。これ当たり前。議員団の幹事長が不倫で裁判沙汰になって、疑惑の女性と『愛人ファースト』って感じの生活では、どうにもなりません」と呆れ顔なのは参政党のある議員だ。

話題の主は、今年7月の参議院選挙で参政党全国比例の候補者となり当選した安藤裕元自民党衆院議員。現在は参政党の国会議員団幹事長兼政調会長を務めており、神谷宗幣代表に次ぐ事実上のナンバー2だ。その安藤氏は今年3月、横浜家裁で争われた妻のAさんとの離婚訴訟で敗訴(既報)。今月21日、東京高裁の民事法廷で控訴審が開かれ、安藤氏の主張が退けられた。「控訴棄却」――1審判決通り、約460万円を支払えとの結論だった。

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ハンターが入手した判決文によれば、《控訴人(安藤氏)が当審において種々主張するところはいずれも理由がなく、採用することができない》と書かれており安藤氏の「完敗」だ。

安藤氏は、「大奈」というタレント名で活動する曽賀野宏美氏や別の女性との不倫が疑われ一審で審理されたが、その際の判決で横浜家裁は《婚姻関係破綻の主たる原因が、原告(安藤氏)と大奈の不貞の関係にあったことは明らかというべきである》と断定、控訴審でもこの地裁の判断が追認された。つまり、大奈氏は安藤氏の不倫相手であると再度認定されたのだ。

安藤氏の政治生命を心配した当時の秘書など関係者らは、不倫をやめさせようと張り込みまでして証拠をつかんだ。それらを積み重ねて、安藤氏と談判。裁判記録などによると、一度は安藤氏も不倫を認めて「大奈と結婚したい」とまで言ったが、数時間後、大奈氏を伴って秘書らの前に現れ、発言を撤回したという。

裏付けとなった関係者の証言内容も、控訴審では再度認定されている。1審判決によって、安藤氏は妻との間に生活費など月5万円を支払う合意がなされていた。この5万円という金額は、安藤氏が大奈氏との関係もあって自民党から衆議院議員として出馬ができなくなり、生活に困窮するという理からで少額に抑えられたものだ。ところが安藤氏は今年7月、「生活の困窮」を理由に支払い停止をAさんに申し入れ。その後、一切の支払いがないという。

だが、安藤氏は今年7月の参議院選挙に当選しており、同月から月129万4,000円の歳費を受け取るようになっている。月々100万円の調査研究広報滞在費も支給されている。それでも5万円の支払い義務を履行しない安藤氏――。妻は、障がい者の認定を受けるほど重い病にかかっていることが法廷で明かされているにもかかわらずだ。

一方で、安藤氏はXにこう投稿している。

《参政党議員団で能登半島視察。震災と豪雨災害からの復旧状況の現実を見てきました。輪島市の坂口茂市長はじめ、多くの皆様にご対応いただきました。まだまだ被災地は厳しい状況が続いています。参政党議員団として、しっかり政府に要望してまいります》

妻と約束した5万円の要望にすら応えることができない人物が、能登半島の被災者のために力を尽くすことができるのか?まさに「自分ファースト」としか言いようがない話だ。前出の参政党議員は、厳しい表情で次のように話す。

「参政党は夏の参議院選挙で躍進した。だが、当選者の多くが政治経験ゼロの素人ばかり。自民党で衆議院議員3期の経験があり、神谷さんにゴマをすりまくっていた安藤が幹事長に選出された。だが、安藤の離婚訴訟の内容の酷さは党関係者の多くが知っているはず。安藤がいろいろ指示を出すが、議員たちはみんな白けています」

どういう神経をしているのか、安藤氏は裁判で不倫相手と認定された大奈氏を秘書として採用している(*下の写真参照)

本サイトで、参政党の議員たちが自分の公設秘書を決められず、党本部主導で“派遣”していることを報じた(既報2)。前出の参政党議員は、この件について皮肉交じりにこう話す。

「議員になったら、権利として3人の公設秘書くらいは自分で決めたい。だが参政党はそれができない。SNSなどでよく『神谷の独裁』とありますが、その通り。なんでもかんでも神谷さんが決めているのが現状。臨時国会が始まりましたが、なんら成果は上がっていない。ただ、3人の公設秘書については、神谷さんの独裁のおかげで大奈が安藤の“公設秘書”になれなかった。不倫相手を公設秘にして税金原資の給料をもらうというのでは、たしかにまずい。そこだけは神谷さんの独裁が良い方に向いた。安藤は消費税を下げろとさかんに主張しているが、国会議員として税金のことを偉そうに言うなら、まず自分が払うべきものをキチンと払えと言いたいですね。安藤のような人物を幹事長にしたのは大きな問題です」

大奈氏は安藤氏の秘書の名刺を持ち歩いているが、この点については、安藤氏が地盤にしている京都府内のある首長は怒り心頭だ。

「公設ではなく私設秘書だそうですが、国会議員の秘書たる者が、タレント名の名刺を作って配り歩くなんて非常識。大奈の給料は安藤さん本人か政党のカネから出ているのでしょうが、結局は税金で愛人を食わせているようなもの。有権者から見離されますよ」

国会議員には、あと1カ月ほどでボーナスが300万円ほどが支払われる。安藤氏が妻との約束を履行するかどうか注視したい。上告して時間を稼ぐ手もあろうが……。

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