MBC南日本放送、いじめ隠蔽報道で恥知らず対応

これが「報道」と言えるのか――?ハンターが報じている鹿児島市立伊敷中学で起きた“いじめ”の隠蔽問題を巡り7日、鹿児島県の民放ローカル「MBC南日本放送」が、被害者側への取材をしないまま学校と市教委のでっち上げた内容を一方的に報道した。(参照記事⇒「伊敷中いじめ問題で鹿児島・MBCが虚構たれ流し|被害者側に取材せず権力擁護」)

ニュース番組で読み上げられたあと、同局のネットサイトに掲載された原稿は、次のようなものだった。(*以下、画面はMBCの公式サイトより)

“本来なら市教委から報告されるべき“いじめの重大事態”が、県教委に上がっていなかった”とする部分は間違いのない事実。しかし、赤枠で囲んだ『学校は女子生徒への被害の弁償や謝罪の場を設けようとしましたが、翌月に女子生徒の保護者から転校の申し出があり、生徒は別の中学校に転校しました』は、とんでもないでっち上げだった。

被害者生徒の保護者が学校側に求めたのは、いじめを行った生徒と親による説明。それも、被害者の女子生徒が過激ないじめを受けて医療機関で治療を受けなければならない状態になっていたため、保護者だけで対応したいという申し出だった。真相は、MBCのニュースとは真逆で、いじめられた子供が出てこなければ場は設けないと突っぱねたのは、伊敷中の方だった。この経緯は、被害生徒が転校を余儀なくされた際の、届出文書に明記してあることなのだ。当然、被害者家族は同局に抗議していた。

その結果、MBC側は裏取り取材をせず、市教委側の言い分だけを一方的に報じたことを被害者家族に認め謝罪。上掲の赤枠部分だけを次のように書き変え、放送していた。

当事者の抗議を受け、ようやく真相にたどり着いた格好だが、報道番組中で「最初の報道は間違いでした」であるとか「関係者の方々にご迷惑をおかけしました」といった謝罪はなし。なぜ、同一事案でまったく内容の違うニュースを流したのかの説明は、一切なされていない。“恥知らず”とは、こういうことを言う。

 

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