永原譲二大任町長の虚偽発言と公明党・山野義人田川市議の議会質問について

 今月6日、田川市議会定例会一般質問において、公明党の山野義人市議が、一部事務組合「田川地区広域環境衛生施設組合」の組合長である永原譲二氏から同組合の議会で報告があったとして、その内容を紹介。村上卓哉市長に確認を求めるという信じられない質疑が交わされた。筋違いの質問だったが、山野氏が前提とした永原町長の報告自体が事実誤認、まったくのでっち上げであったため、同組合、田川市議会及び山野市議本人に通告文書を郵送した。市議会で通告書の開示を求められた陸田孝則議長がいったんこれを拒んだため、3月11日付で組合及び田川市議会と山野市議に送付した「通告」を以下に掲載する。

◆   ◆   ◆

田川地区広域環境衛生施設組合 御中

通 告

 前略 今般、貴組合の組合長である永原譲二氏が、令和7年2月27日に開かれた貴組合の議会において、おおよそ以下のような内容の発言を行った旨の情報に触れました。

・(2024年)11月7日に田川市の10名の議員、業者等が会合を行い、規約*に反対するようハンターから指示を受けた。

・これは官製談合になる。

・ハンターが大任町をはじめ田川を貶めている。

・ハンターが無茶苦茶言っている。

* なお、発言の中で出てくる「規約」は、新たに大任町内に整備されたごみ処理施が今年4月に正式稼働することに伴い、必要となる「規約」のことと考えられます(同規約の改正案を巡り、田川市議会が昨年10月にいったん改正案を否決し、その後、同議会において可決したことは承知しています)。

 確かに2024年11月7日に田川に所縁のある方々で「変えようふるさと実行委員会」の会議が開催されたことは承知しており、弊社の代表である中願寺純則も参加しておりますが、同会議の席上で規約に反対するよう指示したという事実は一切ございません。

 また、本サイトでは、積み上げた証拠や証言等に基づいて記事を配信しておりますので、「大任町をはじめ田川を貶めている」、「無茶苦茶言っている」などというご批判もあたらないものと思料いたします。

 仮に、貴組合の組合長である永原譲二氏が上記の各発言をしたことが事実であれば、上記各発言は上記のとおり事実に基づかないものであることをお伝えいたします。

田川市議会 御中

通 告

 前略 今般、令和7年3月6日に開かれた田川市議会の一般質問において、公明党の山野義人市議会議員が、田川地区広域環境衛生施設組合の組合長である永原譲二氏から同組合の議会で報告があったとして、おおよそ以下の通りの発言を行っていたことを確認しました。

・議員や業者の会合で、新ごみ処理場稼働に向けた議案に反対するようニュースサイトハンターの中願寺が促した。

 上記山野議員は、上記の点をあたかも事実であるかのように述べてそれを前提とした質問をされていましたが(弊社にて上記動画を確認しましたところ、上記山野議員のご発言の中で、「ニュースサイトハンターの中願寺が反対するよう促した」という発言は計4度にのぼっておりました)、弊社の中願寺が上記議案に反対するよう促したという事実はございません。また、あわせて、弊社は山野議員から上記の点について事実確認を受けたこともないことも付言いたします。

 貴議会における審議が、事実に基づかない内容で歪められることについては弊社としても本意ではございませんので、山野議員のご質問中、上記の部分については、事実に基づかないものであることをお伝えいたします。

 上記山野議員に対しても、同様のご通告をいたしますので、あわせてお伝えいたします。

田川市議会議員 山野義人 殿

通 告

 前略 今般、令和7年3月6日に開かれた田川市議会定例会において、貴殿が、田川地区広域環境衛生施設組合の組合長である永原譲二氏から同組合の議会で報告があったとして、おおよそ以下の通りの発言を行っていたことを確認しました。

・議員や業者の会合で、新ごみ処理場稼働に向けた議案に反対するようニュースサイトハンターの中願寺が促した。

 貴殿は、上記の点をあたかも事実であるかのように述べてそれを前提とした質問をされていましたが(弊社にて確認しましたところ、貴殿のご発言の中で、「ニュースサイトハンターの中願寺が反対するよう促した」という発言は計4度にのぼっておりました)、弊社の中願寺が上記議案に反対するよう促したという事実はございません。また、あわせて、弊社は貴殿から上記の点について事実確認を受けたこともないことも付言いたします。

 田川市議会における審議が、事実に基づかない内容で歪められることについては弊社としても本意ではございませんので、貴殿のご質問中、上記の部分については、事実に基づかないものであることをお伝えいたします。

 一部事務組合「田川地区広域環境衛生施設組合」の組合長である永原譲二氏が3月6日に開かれた同組合の議会で報告した内容―ー「(2024年)11月7日に田川市の10名の議員、業者等が会合を行い、規約に反対するようハンターから指示を受けた」、「これは官製談合になる」、「ハンターが大任町をはじめ田川を貶めている」、「ハンターが無茶苦茶言っている」――は虚偽である。

 記者は、昨年11月7日に田川市郡の議員や市民団体の方々で構成される「変えようふるさと実行委員会」の会議に呼ばれて田川市郡の状況について情報交換する機会を持ったが、ごみ処理関係の議案や規約を「否決」するよう申し向けたという事実は一切ない。

 11月7日に開かれた「変えようふるさと実行委員会」については、詳細な記録が残っており、永原氏が組合の議会という公的な場においてかかるでっち上げ発言を行ったことには明らか。本稿をもって強く抗議する。また、永原氏の発言の裏をとることなく、田川市議会でそれを前提とした質問を行った山野市議の行為は、ハンターの記者だけでなく実行委員会に参加している市議の名誉まで毀損するものと考えており、発言の撤回と謝罪を求めておきたい。

ニュースサイトハンター・中願寺純則

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