「西郷どん」の子孫、日本維新から出馬か

参議院議員選挙が目前に迫り、各党の候補者が出揃いつつある。永田町はすでに戦闘モードに入っており、全国の主要都市では立候補予定者がそれぞれの主張を訴える光景が増えてきた。そうした中、鹿児島県にゆかりが深い人物の動向が永田町で注目されている。

■注目集める「西郷隆盛」直系5代目

その人の名は西郷隆太郎。坂本龍馬や桂小五郎と並び、幕末から明治維新にかけて大活躍した西郷隆盛の直系の5代目。つまり玄孫にあたる。

その西郷氏が今年になって、都民ファーストの都議会議員だった妻とともに自民党の大物をはじめとする政界関係者を訪ね回り、出馬を前提に相談を持ち掛けていたという。

隆太郎氏をよく知る人が、こう話す。
「ようするに、参院選で自民党から出馬したいがどうすればよいかという相談に行ったようです。しかし、隆太郎氏は大学で政治を専攻したわけでもなく、そういう仕事についていたキャリアもない。話を聞いた自民党の大物政治家も『あれではちょっと……』とこぼし、同党から出馬する可能性は消えたということです」

自民党からダメ出しを食らった隆太郎氏。それでも政治にかける思いは持ち続けているようで、Facebookには事前運動を想起させるような投稿が残されている。(*以下、画像は西郷氏のFacebook投稿より)

『第31回徳之島闘牛大会に参加、ご挨拶をさせていただきました。妻の故郷である徳之島は闘牛のメッカであり世界に誇る素晴らしい文化遺産です』(5月6日)

『先祖隆盛は、195歳となります。本日の誕生祭を通して西郷隆盛の精神を学びその精神を活かす道を問い、健全な社会構築に寄与することができればこの上ない幸せであり、西郷隆盛も喜ばれると思います』(1月27日)

■鹿児島県民も「?」

隆太郎氏の妻、歩美氏は2017年の東京都議会議員選挙で都民ファーストから出馬し、当選した元都議会議員。その後、東京維新の会に所属を変えており(2021年都議選は不出馬)、その関係もあって隆太郎氏が維新から全国比例で出馬するのではないかとみられている。

隆太郎氏が東京で政治資金パーティーのような会合を開いたことで、出馬に向けた動きがより本格化しているという声もある。ある日本維新の会の関係者が、次のように解説する。
「当初、自民党からという声しきりだったが、西郷隆盛といえば“維新”でしょう。すでに、隆太郎氏は日本維新の会幹部とも面談しており、出馬の方向で動いていると聞いています。馬場共同代表は了承したらしく、もともと、5月中にも会見発表されると思っていましたが、維新のトップである松井一郎代表が『西郷隆盛の孫というだけで出すのはどうか』と慎重な構えだということです。松井氏がOKすれば、すぐにでも発表されるのではないでしょうか。奥さんの歩美さんが参議院の鹿児島選挙区から出馬するという話もあったようですが、いつも間にか立ち消えになって、来年の県議選に出るという情報もあります。まあ、どっちでもいいんですけど」

西郷どんの子孫は何人もいて、中には名を売りながら所在不明になった人物もいるという。肝心の鹿児島県でも、誰がどのような系統の子孫なのか、分かる人の方が少ないらしい。“西郷さんの5代目が選挙に出るらしい”と聞いたある鹿児島市民が、こうつぶやいた「西郷さんの子孫は、いったい何人いるんだろうか」

本サイトではこれまで、日本維新の会による候補者擁立について「粗製乱造」ではないかと指摘してきた。西郷どんの子孫が、「粗製乱造」に該当しないことを祈るばかりだ。

参照記事⇒《日本維新の会・参院選公認予定者の経歴に疑問噴出 》・《やっぱり「粗製乱造」|日本維新の会・岬麻紀衆議院議員に経歴詐称疑惑

 

この記事をSNSでシェアする

関連記事

注目したい記事

  1. 鹿児島県医師会(池田琢哉会長)の男性職員(10月末で退職。以下、「男性職員」)が、新型コロナウイルス…
  2. 国会議員であれ地方議員であれ、政治家は法令を作る側の立場にある。そうした人たちが、法律や条例の規定を…
  3. 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に対し宗教法人法による「質問権」を行使したことを、永岡桂子文部…
  4.  この11月に創刊80周年を迎えたブロック紙・北海道新聞(札幌市、宮口宏夫社長)で、同社労働組合が実…
  5. 札幌高裁で国家賠償請求訴訟の控訴審が争われている首相演説ヤジ排除事件で11月中旬、同訴訟の当事者など…




LINEの友達追加で、簡単に情報提供を行なっていただけるようになります。

ページ上部へ戻る