鹿児島県警は19日、県内の留置管理課に勤務する現職の男性警察官を、未成年者に対する淫行があったとして強制性交の疑いで逮捕した。(※刑法改正によって強制性交が不同意性交等に変更される前の犯行だったため)
逮捕された男は、「俺は警察官だぞ」と名乗り脅した上で行為に及んだとされ、住民の生命財産を守る立場の警察官による卑劣極まりない犯行に県民の非難が集まりそうだ。
2014年からの約10年間で、県警の現職警察官が性犯罪で逮捕されたのは、2020年に霧島署地域課の巡査部長が「児童買春」で摘発されて以来2件目。女性関係の不祥事も頻発しており、組織のゆるみは明らかだ。
鹿児島県警の歪んだ現状を巡っては、犯罪捜査の対象となった警察官の不祥事案を隠蔽したり(既報1、既報2)、幹部が不当な捜査指揮を行っていることが判明したり(既報3)と、深刻な腐敗が懸念される状況となっている。