【2020鹿児島知事選】現職苦戦のまま最終日|未来への期待を託されるのは?

一番強いと言われる2期目を目指す選挙で、日に日に影が薄くなる現職・三反園訓氏。12日に投開票される鹿児島県知事選挙は、同氏を推薦した自民党を含めた陣営全体が、次々と失敗を重ねるという異例の事態のなか最終日を迎えた。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け緊急事態宣言が発出されていた5月9日には、知事の事務所開きに、県境越え自粛を無視して自民党県連の森山裕会長ら二人の国会議員が参加。県民から厳しい批判が出る中、自民党県連による所属県議への30万円ばら撒き事件が発覚する。告示直前には、知事が複数の首長に事業予算を盾に集票を強制した疑いがあることを南日本新聞がスクープし、現職の支持率が急落していた。

告示後も、天が現職陣営に味方することはなかった。選挙戦の最中、いったんは収まったとみられていたのクラスターが発生。知事が強いリーダーシップを発揮する場面はなく、感染は拡大する一方となっている。

リーダーシップどころか、PCR検査の1日の件数については、新聞の候補者アンケート、自身のフェイスブック投稿、県民向けメッセージ動画で全く違う数字を明言する始末。自粛要請を受けて休業する店舗への補償に関して、実際には「接待を伴う店」だけなのに、すべての「飲食店」と「宿泊施設」が対象であるかのように発言し、県民を欺く形となっている。苦戦は自業自得というべきだろうが、自公推薦の重みはそれなりにあるらしく、最後まで他候補とのデッドヒートを繰り広げるものとみられている。

コロナの影響で懸念される投票率だが、4年に一度の県政選択の機会。投票所に足を運んで、鹿児島県の未来に一票を託してもらいたいものだ。

鹿児島県知事選挙に立候補しているのは、届出順に次の7人である。
・元高校教諭の武田信弘氏(66)
・内科医の横山富美子氏(73)
・元民放アナウンサーの青木隆子氏(57)
・現職の三反園訓氏(62)
・元職の伊藤祐一郎氏(72)
・前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)
・元鹿児島大特任助教の有川博幸氏(61)

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